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核医学ノート 第6版
基礎と臨床がコンパクトにわかる定番入門書がフルカラーで改訂、核医学に携わるすべての医療者必携です!
著 者 | 久保 敦司 / 藤井 博史 / 橋本 順 |
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定 価 | 5,280円 (4,800円+税) |
発行日 | 2019/11/30 |
ISBN | 978-4-307-07113-0 |
A5判・384頁・図数:50枚・カラー図数:200枚
在庫状況 | あり |
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核医学の基礎から臨床まで一冊でコンパクトにわかる定番入門書『核医学ノート』がフルカラーになって改訂しました。ニーズの高まっている「RI内用療法(核医学治療)」「RI規制法」をはじめとした最新情報に対応しています。初学者にとって親しみやすいレイアウトに一新し、PET画像を初めとしたカラー画像も多数掲載することで、平易かつ実践的な内容になっています。核医学に携わるすべての医療者必携です!
基礎知識
I.放射性同位元素
1 定義
1.原子
2.原子核
3.同位元素(isotope)
4.放射性同位元素(radioisotope;RI)
2 壊変形式
1.α壊変(α−decay)
2.β壊変(β−decay)
3.電子捕獲(electron capture;EC)
4.γ線の放出
5.核異性体転移(isomeric transition;IT)
6.内部転換(internal conversion;IC)
7.壊変図(decay schema)
8.半減期
3 放射線の単位
1.電子ボルト(eV)
2.放射線量
3.吸収線量
4.線量
5.放射能の単位
4 RIの産生
1.原子炉
2.サイクロトロン
3.RIジェネレータ(RI−generatorまたはcow)
II.放射性医薬品
1.特徴
2.小型サイクロトロン産生核種
3.RI 使用数量の推移
4.臨床応用
5. 99mTc標識化合物
III.測定装置
1 核医学イメージング
1.核医学イメージング検査の歴史
2.核医学イメージング装置の基本的な構成
2 シンチレーションカメラ(ガンマカメラ)
1.シンチレーションカメラの構成
2.半導体検出器
3.シンチグラフィの撮像方法
3 断層撮像装置
1.SPECT(single photon emission computed tomography)装置
2.SPECT 検査における断層画像再構成法
3.PET(positron emission tomography)の原理
4.PET 装置の構成
5.PETの撮像方法
6.PET検査における断層画像再構成法
4 核医学イメージング装置の性能評価および管理
1.基本性能
2.保守管理
5 マルチモダリティイメージング
1.複合撮像装置
2.SPECT−PET 兼用撮像装置(ハイブリッドタイプスキャナ)
6 その他のシンチグラフィ装置
1.オートフロロスコープ(ベンダーカメラ)
2.シンチスキャナ
7 その他の体外計測装置
1.摂取率測定装置
2.レノグラム装置
3.局所脳血流量測定装置
4.核聴診器、可動型ガンマカメラ
5.乳腺用PET装置
6.携帯型放射線測定装置(ガンマ・プローブ)
7.全身計測装置
8.骨塩定量装置
8 試料測定装置
1.ウェル型シンチレーションカウンタ
2.液体シンチレーションカウンタ
3.キュリーメータ
4.2ウェル型γ線サンプル濃度測定装置
5.バイオイメージングアナライザー
6.その他
IV.管理
1 関係法規
1.原子力基本法
2.放射性同位元素等の規制に関する法律
3.医療法
4.電離放射線障害防止規則、職員の放射線障害の防止
5.その他の関連法規
2 施設
1.届出
2.必要な室・施設
3 管理用測定器
4 作業者の被曝管理
5 教育・訓練
V.診療への応用
1 RIによる検査
1.体外計測検査法
2.シンチグラフィ
3.試料計測検査法
4.インビトロテスト
5.その他
2 RI による治療(核医学治療)
1.代謝利用
2.Radioimmunotherapy
3.非拡散性利用
臨床
I.脳・神経
1 解剖と生理
2 脳循環動態
3 脳脊髄腔シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
4 脳血流シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
5 脳ベンゾジアゼピン受容体シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
6 PET
1.脳循環
2.エネルギー代謝
3.神経伝達機能
4.アミロイドイメージング
7 脳循環測定
1.123I−IMPによるrCBF 測定
2.99mTC製剤によるrCBF 測定
II.内分泌
II-1 甲状腺
1 解剖と生理
2 甲状腺 RI 摂取率
1.甲状腺123I摂取率
2.甲状腺123I摂取率負荷試験
3.99mTcO4−甲状腺摂取率
3 甲状腺シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
1)奇形
2)甲状腺機能亢進症
3)甲状腺機能低下症
4)炎症
5)腫瘍
II-2 副甲状腺
1 解剖と生理
2 副甲状腺シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
II-3 副腎
1 解剖と生理
2 副腎皮質シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
1)原発性アルドステロン症
2)クッシング症候群
3)副腎性器症候群
4)非機能性皮質腫瘍
5)副腎髄質腫瘍や副腎外腫瘍による副腎皮質圧排
3 副腎髄質シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
III.呼吸器
1 解剖と生理
2 肺血流シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.正常像
5.異常像
3 放射性ガスによる肺換気シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
IV.循環器
1 解剖と生理
2 心筋血流シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
7.定量的解析法
3 心筋梗塞シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.異常像
4 心筋脂肪酸代謝シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
5 心臓交感神経機能シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
6 心動態
1.原理
2.放射性医薬品と装置
3.心大血管 RI アンギオグラフィおよび血液プールシンチグラフィ
4.初回循環時法(first−pass method)
5.平衡時法(equilibrium method)
6.PET
7 末梢血管シンチグラフィ
1.RIアンギオグラフィ
2.RIベノグラフィ
V.消化器
V-1 肝
1 解剖と生理
2 肝シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
3 肝機能(肝受容体)シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4 肝短絡血流の測定
1.脾門脈シンチグラフィ
2.経直腸門脈シンチグラフィ
5 経管肝動脈血流シンチグラフィ
V-2 胆道系
1 解剖と生理
2 肝・胆道シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
V-3 その他の消化器
1 唾液腺(腫瘍)シンチグラフィ、唾液腺機能シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
2 異所性胃粘膜シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3 消化管出血シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4 消化管検査
1.蛋白漏出性胃腸症
2.胃食道逆流検査
3.食道通過時間測定
4.胃排出時間測定
VI.泌尿生殖器
1 解剖と生理
2 放射性医薬品
3 腎 static(静態)シンチグラフィ
1.検査方法
2.臨床的意義
3.正常像
4.異常像
4 腎dynamic(動態)シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
5 レノグラフィ
1.正常レノグラム
2.各種レノグラム・パターン
3.半定量的評価
4.負荷RI検査
5.臨床的意義
6 腎機能の定量的評価
1.採血法
2.体外計測法
7 膀胱尿管逆流症
8 精巣(睾丸)シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
VII.血液・造血器
1 循環血液量
1.原理
2.循環血漿量
3.循環赤血球量
4.循環血液量
2 鉄代謝
1.血漿鉄消失率(plasma iron disappearance rate T1/2;PID)
2.血漿鉄交替率(plasma iron turnover rate;PITR)
3.赤血球鉄利用率(red cell iron utilization;%RCU)
4.59Fe体外計測法
5.経口鉄(59Fe)吸収試験
6.UIBC、TIBC
3 血球寿命の測定
1.赤血球寿命
2.血小板寿命
4 血栓シンチグラフィ
5 脾シンチグラフィ
1.解剖と生理
2.原理
3.検査方法
4.臨床的意義
6 骨髄シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.臨床的意義
7 リンパ節シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
8 センチネルリンパ節シンチグラフィ
VIII.骨・関節
1 骨シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
7.新しい解析法
2 PETによる骨転移、骨腫瘍の診断
1.18F-FDGによる骨転移、骨腫瘍の診断
2.Na18Fによる骨転移、骨腫瘍の診断
IX.腫瘍・炎症
1 腫瘍シンチグラフィ
A. 67Ga−クエン酸
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
B. 201TlCl
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
C. 18F-FDG(fluorodeoxy glucose)
1.FDG の集積原理
2.正常像
3.検査にあたっての注意
4.投与および撮像方法
5.視覚的判定と半定量的判定
6.臨床的意義
7.異常像(各論)
D.111In-ペンテトレオチド(オクトレオスキャン)
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
E.111In-免疫シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.治療適格分布
4.治療不適格分布
F.その他の腫瘍シンチグラフィ(保険未承認のもの)
2 炎症シンチグラフィ
A. 111In標識白血球
1.検査方法
2.臨床的意義
3.正常像
B. 67Ga-クエン酸
1.検査方法
2.異常像
C.18F-FDG(fluorodexy glucose)
1.FDGの炎症病巣への集積原理
2.検査にあたっての注意
3.投与および撮像方法
4.画像の評価
5.臨床的意義8
X. 治療
1 甲状腺機能亢進症の131I 治療
1.原理
2.適応と禁忌
3.治療方法1
2 甲状腺癌の131I 治療
3 131I-MIBGによる悪性内分泌腫瘍の内用治療(核医学治療)
4 血液疾患の治療
5 悪性リンパ腫の内容療法
6 神経内分泌腫瘍の内用療法(核医学治療)
7 骨転移の内用療法(核医学治療)
1.89Sr(商品名メタストロン)
2.223Ra(ゾーフィゴ、塩化Ra)
8 その他のα線放出核種により内用療法
索引
和文索引
欧文索引
I.放射性同位元素
1 定義
1.原子
2.原子核
3.同位元素(isotope)
4.放射性同位元素(radioisotope;RI)
2 壊変形式
1.α壊変(α−decay)
2.β壊変(β−decay)
3.電子捕獲(electron capture;EC)
4.γ線の放出
5.核異性体転移(isomeric transition;IT)
6.内部転換(internal conversion;IC)
7.壊変図(decay schema)
8.半減期
3 放射線の単位
1.電子ボルト(eV)
2.放射線量
3.吸収線量
4.線量
5.放射能の単位
4 RIの産生
1.原子炉
2.サイクロトロン
3.RIジェネレータ(RI−generatorまたはcow)
II.放射性医薬品
1.特徴
2.小型サイクロトロン産生核種
3.RI 使用数量の推移
4.臨床応用
5. 99mTc標識化合物
III.測定装置
1 核医学イメージング
1.核医学イメージング検査の歴史
2.核医学イメージング装置の基本的な構成
2 シンチレーションカメラ(ガンマカメラ)
1.シンチレーションカメラの構成
2.半導体検出器
3.シンチグラフィの撮像方法
3 断層撮像装置
1.SPECT(single photon emission computed tomography)装置
2.SPECT 検査における断層画像再構成法
3.PET(positron emission tomography)の原理
4.PET 装置の構成
5.PETの撮像方法
6.PET検査における断層画像再構成法
4 核医学イメージング装置の性能評価および管理
1.基本性能
2.保守管理
5 マルチモダリティイメージング
1.複合撮像装置
2.SPECT−PET 兼用撮像装置(ハイブリッドタイプスキャナ)
6 その他のシンチグラフィ装置
1.オートフロロスコープ(ベンダーカメラ)
2.シンチスキャナ
7 その他の体外計測装置
1.摂取率測定装置
2.レノグラム装置
3.局所脳血流量測定装置
4.核聴診器、可動型ガンマカメラ
5.乳腺用PET装置
6.携帯型放射線測定装置(ガンマ・プローブ)
7.全身計測装置
8.骨塩定量装置
8 試料測定装置
1.ウェル型シンチレーションカウンタ
2.液体シンチレーションカウンタ
3.キュリーメータ
4.2ウェル型γ線サンプル濃度測定装置
5.バイオイメージングアナライザー
6.その他
IV.管理
1 関係法規
1.原子力基本法
2.放射性同位元素等の規制に関する法律
3.医療法
4.電離放射線障害防止規則、職員の放射線障害の防止
5.その他の関連法規
2 施設
1.届出
2.必要な室・施設
3 管理用測定器
4 作業者の被曝管理
5 教育・訓練
V.診療への応用
1 RIによる検査
1.体外計測検査法
2.シンチグラフィ
3.試料計測検査法
4.インビトロテスト
5.その他
2 RI による治療(核医学治療)
1.代謝利用
2.Radioimmunotherapy
3.非拡散性利用
臨床
I.脳・神経
1 解剖と生理
2 脳循環動態
3 脳脊髄腔シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
4 脳血流シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
5 脳ベンゾジアゼピン受容体シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
6 PET
1.脳循環
2.エネルギー代謝
3.神経伝達機能
4.アミロイドイメージング
7 脳循環測定
1.123I−IMPによるrCBF 測定
2.99mTC製剤によるrCBF 測定
II.内分泌
II-1 甲状腺
1 解剖と生理
2 甲状腺 RI 摂取率
1.甲状腺123I摂取率
2.甲状腺123I摂取率負荷試験
3.99mTcO4−甲状腺摂取率
3 甲状腺シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
1)奇形
2)甲状腺機能亢進症
3)甲状腺機能低下症
4)炎症
5)腫瘍
II-2 副甲状腺
1 解剖と生理
2 副甲状腺シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
II-3 副腎
1 解剖と生理
2 副腎皮質シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
1)原発性アルドステロン症
2)クッシング症候群
3)副腎性器症候群
4)非機能性皮質腫瘍
5)副腎髄質腫瘍や副腎外腫瘍による副腎皮質圧排
3 副腎髄質シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
III.呼吸器
1 解剖と生理
2 肺血流シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.正常像
5.異常像
3 放射性ガスによる肺換気シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
IV.循環器
1 解剖と生理
2 心筋血流シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
7.定量的解析法
3 心筋梗塞シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.異常像
4 心筋脂肪酸代謝シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
5 心臓交感神経機能シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
6 心動態
1.原理
2.放射性医薬品と装置
3.心大血管 RI アンギオグラフィおよび血液プールシンチグラフィ
4.初回循環時法(first−pass method)
5.平衡時法(equilibrium method)
6.PET
7 末梢血管シンチグラフィ
1.RIアンギオグラフィ
2.RIベノグラフィ
V.消化器
V-1 肝
1 解剖と生理
2 肝シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4.正常像
5.異常像
3 肝機能(肝受容体)シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4 肝短絡血流の測定
1.脾門脈シンチグラフィ
2.経直腸門脈シンチグラフィ
5 経管肝動脈血流シンチグラフィ
V-2 胆道系
1 解剖と生理
2 肝・胆道シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
V-3 その他の消化器
1 唾液腺(腫瘍)シンチグラフィ、唾液腺機能シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
2 異所性胃粘膜シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3 消化管出血シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
4 消化管検査
1.蛋白漏出性胃腸症
2.胃食道逆流検査
3.食道通過時間測定
4.胃排出時間測定
VI.泌尿生殖器
1 解剖と生理
2 放射性医薬品
3 腎 static(静態)シンチグラフィ
1.検査方法
2.臨床的意義
3.正常像
4.異常像
4 腎dynamic(動態)シンチグラフィ
1.放射性医薬品
2.検査方法
3.臨床的意義
5 レノグラフィ
1.正常レノグラム
2.各種レノグラム・パターン
3.半定量的評価
4.負荷RI検査
5.臨床的意義
6 腎機能の定量的評価
1.採血法
2.体外計測法
7 膀胱尿管逆流症
8 精巣(睾丸)シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
VII.血液・造血器
1 循環血液量
1.原理
2.循環血漿量
3.循環赤血球量
4.循環血液量
2 鉄代謝
1.血漿鉄消失率(plasma iron disappearance rate T1/2;PID)
2.血漿鉄交替率(plasma iron turnover rate;PITR)
3.赤血球鉄利用率(red cell iron utilization;%RCU)
4.59Fe体外計測法
5.経口鉄(59Fe)吸収試験
6.UIBC、TIBC
3 血球寿命の測定
1.赤血球寿命
2.血小板寿命
4 血栓シンチグラフィ
5 脾シンチグラフィ
1.解剖と生理
2.原理
3.検査方法
4.臨床的意義
6 骨髄シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.臨床的意義
7 リンパ節シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.臨床的意義
8 センチネルリンパ節シンチグラフィ
VIII.骨・関節
1 骨シンチグラフィ
1.原理
2.放射性医薬品
3.検査方法
4.臨床的意義
5.正常像
6.異常像
7.新しい解析法
2 PETによる骨転移、骨腫瘍の診断
1.18F-FDGによる骨転移、骨腫瘍の診断
2.Na18Fによる骨転移、骨腫瘍の診断
IX.腫瘍・炎症
1 腫瘍シンチグラフィ
A. 67Ga−クエン酸
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
B. 201TlCl
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
C. 18F-FDG(fluorodeoxy glucose)
1.FDG の集積原理
2.正常像
3.検査にあたっての注意
4.投与および撮像方法
5.視覚的判定と半定量的判定
6.臨床的意義
7.異常像(各論)
D.111In-ペンテトレオチド(オクトレオスキャン)
1.原理
2.検査方法
3.正常像
4.異常像
E.111In-免疫シンチグラフィ
1.原理
2.検査方法
3.治療適格分布
4.治療不適格分布
F.その他の腫瘍シンチグラフィ(保険未承認のもの)
2 炎症シンチグラフィ
A. 111In標識白血球
1.検査方法
2.臨床的意義
3.正常像
B. 67Ga-クエン酸
1.検査方法
2.異常像
C.18F-FDG(fluorodexy glucose)
1.FDGの炎症病巣への集積原理
2.検査にあたっての注意
3.投与および撮像方法
4.画像の評価
5.臨床的意義8
X. 治療
1 甲状腺機能亢進症の131I 治療
1.原理
2.適応と禁忌
3.治療方法1
2 甲状腺癌の131I 治療
3 131I-MIBGによる悪性内分泌腫瘍の内用治療(核医学治療)
4 血液疾患の治療
5 悪性リンパ腫の内容療法
6 神経内分泌腫瘍の内用療法(核医学治療)
7 骨転移の内用療法(核医学治療)
1.89Sr(商品名メタストロン)
2.223Ra(ゾーフィゴ、塩化Ra)
8 その他のα線放出核種により内用療法
索引
和文索引
欧文索引
『核医学ノート 第6版』
メジカルビュー社「臨床画像」掲載書評
次々と新しい技術が登場し10年もすると様変わりする放射線分野において、私がレジデント時代から30年近く使い続けている書籍はこの『核医学ノート』のみである。それがほぼ10年ぶりに改版されると聞き大変気にかけていた。第6版は、定番の黄色や緑の表紙から青と白の組み合わせになり、少し雰囲気が異なるように思えたが、依然として大きさはA5で厚みも384ページでほとんど変化がなく(第5版は364ページ)、手の中にしっくりくる。なんと表紙の脳血流シンチグラフィのシェーマは初版から同じものが使われており、道理で違和感がないと納得した。
内容もシンプルに基礎と臨床で構成され、前版を踏襲している。しかしビジュアル的には大幅にカラー化されており、200枚ものカラー画像を掲載している。近年の核医学画像のカラー化やカラーが多用されるfusion画像に対応しており、実臨床に即している。さらには、最近ますます発展しつつある各種RI内用療法についても最終章で触れている。第6版は基本的に違和感なく刷新されており、安心して使える。
実は僕は本書のネーミングが気に入っている。「ノート」とは一般的に専門書や参考書ではなく、学習者のための忘備録だったり、反復して見返す記録である。初版の著者はそのような使われ方を意識されてこの名前を付けたのではないかと思う。第6版は新しい内容を盛り込むとともに、ページ数を無駄に増やさないよう簡略化できるところは大胆にされ、平均的な放射線科医にとって必要にして十分といえる事項が、簡潔にわかりやすく記載されているのだ。このため核医学の秀逸な成書でもあるが、私のような核医学非専門家の「ノート」としてもきちんと機能する。
本来核医学素人の私が書評を書くのは本当にはばかられるが、平成時代30年間すなわち一世代越えてこれだけ長い間、門外漢にも愛されている『核医学ノート』は、あまたの放射線科関連書籍のなかでも希有な存在だと思う。令和時代にも長く役立ってくれそうだ。
聖路加国際病院 放射線科部長
栗原 泰之
メジカルビュー社「臨床画像」掲載書評
次々と新しい技術が登場し10年もすると様変わりする放射線分野において、私がレジデント時代から30年近く使い続けている書籍はこの『核医学ノート』のみである。それがほぼ10年ぶりに改版されると聞き大変気にかけていた。第6版は、定番の黄色や緑の表紙から青と白の組み合わせになり、少し雰囲気が異なるように思えたが、依然として大きさはA5で厚みも384ページでほとんど変化がなく(第5版は364ページ)、手の中にしっくりくる。なんと表紙の脳血流シンチグラフィのシェーマは初版から同じものが使われており、道理で違和感がないと納得した。
内容もシンプルに基礎と臨床で構成され、前版を踏襲している。しかしビジュアル的には大幅にカラー化されており、200枚ものカラー画像を掲載している。近年の核医学画像のカラー化やカラーが多用されるfusion画像に対応しており、実臨床に即している。さらには、最近ますます発展しつつある各種RI内用療法についても最終章で触れている。第6版は基本的に違和感なく刷新されており、安心して使える。
実は僕は本書のネーミングが気に入っている。「ノート」とは一般的に専門書や参考書ではなく、学習者のための忘備録だったり、反復して見返す記録である。初版の著者はそのような使われ方を意識されてこの名前を付けたのではないかと思う。第6版は新しい内容を盛り込むとともに、ページ数を無駄に増やさないよう簡略化できるところは大胆にされ、平均的な放射線科医にとって必要にして十分といえる事項が、簡潔にわかりやすく記載されているのだ。このため核医学の秀逸な成書でもあるが、私のような核医学非専門家の「ノート」としてもきちんと機能する。
本来核医学素人の私が書評を書くのは本当にはばかられるが、平成時代30年間すなわち一世代越えてこれだけ長い間、門外漢にも愛されている『核医学ノート』は、あまたの放射線科関連書籍のなかでも希有な存在だと思う。令和時代にも長く役立ってくれそうだ。
聖路加国際病院 放射線科部長
栗原 泰之
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