Copyright© KANEHARA & Co., LTD. All Rights Reserved.
ハイパーサーミア診療ガイドライン 2023年版
有害反応が少ない治療法“ハイパーサーミア”初のガイドライン!

編 集 | 日本ハイパーサーミア学会 |
---|---|
定 価 | 4,180円 (3,800円+税) |
発行日 | 2023/03/30 |
ISBN | 978-4-307-07126-0 |
B5判・76頁・図数:5枚・カラー図数:5枚
在庫状況 | あり |
---|
ハイパーサーミアは歴史の古いがん治療法で早くから保険収載され、多くのがん種が対象となっています。ハイパーサーミア治療単独、ならびに放射線治療や化学療法との併用治療で効果を発揮し、有害反応が少ない治療として長年臨床に用いられてきました。はじめにガイドラインの基本的事項を記載し、基礎領域として生物、物理の基本的内容を解説した後、11がん種に対するクリニカルクエスチョン(CQ)形式を掲載しています。
初版の序
「ハイパーサーミア診療ガイドライン」発刊にあたり
ガイドライン作成委員会委員
ガイドラインの基本的事項
検索式一覧
総論 生物学的視点
総論 理工学的視点
コラム 診療報酬について:診療報酬収載から2020年(令和2年)改訂まで
CQ1 頭頸部癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ2 乳癌局所・領域リンパ節再発に対する放射線治療にハイパーサーミアの併用は勧められるか?
CQ3 食道癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ4 非小細胞肺癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ5 膵癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ6 直腸癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ7 膀胱癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ8 子宮頸癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ9 悪性黒色腫に対して放射線治療とハイパーサーミアの併用療法は推奨されるか?
CQ10 軟部肉腫に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ11 腹膜播種に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
「ハイパーサーミア診療ガイドライン」発刊にあたり
ガイドライン作成委員会委員
ガイドラインの基本的事項
検索式一覧
総論 生物学的視点
総論 理工学的視点
コラム 診療報酬について:診療報酬収載から2020年(令和2年)改訂まで
CQ1 頭頸部癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ2 乳癌局所・領域リンパ節再発に対する放射線治療にハイパーサーミアの併用は勧められるか?
CQ3 食道癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ4 非小細胞肺癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ5 膵癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ6 直腸癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ7 膀胱癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ8 子宮頸癌に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ9 悪性黒色腫に対して放射線治療とハイパーサーミアの併用療法は推奨されるか?
CQ10 軟部肉腫に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
CQ11 腹膜播種に対してハイパーサーミアは推奨されるか?
初版の序
日本ハイパーサーミア学会は、1978年に研究会として発足し、1980年前後には研究会への参加者も倍増し、学会設立の機運が高まった。その結果、1984年に日本ハイパーサーミア学会の発足に至った。
がん治療としてのハイパーサーミアの長所は、なんといっても有害反応が少ないこと、繰り返し治療ができること、放射線治療、あるいは化学療法の抗がん作用を増強すること、頭蓋内腫瘍と眼疾患以外のがんについては、すべて治療の対象になっていることなどが挙げられる。
がん診療ガイドラインの作成は厚生労働省や国民から強い要望があり、各学会で個々にガイドラインが作成されている。ハイパーサーミアによるがん診療については、対象となるがん種が多いこと、併用療法として放射線治療、化学療法、免疫療法などを用いる機会が多いこと等から、極めて多様ながん治療法が考えられる。
学会として治療法自体に制約を加えるべきではないが、治療担当者が参照すべき診療ガイドラインの作成が是非必要だと考えていた。幸い、近年ようやく欧米および本邦での臨床試験の結果が集積されつつある。それらをもとに日本ハイパーサーミア学会ガイドライン作成委員会は検討を重ねた結果、現時点で最も妥当と思われる診療ガイドラインを作成し、会員諸氏の日常診療上の参考に供したいと考える。
2023年3月
日本ハイパーサーミア学会
理事長 古倉 聡
「ハイパーサーミア診療ガイドライン」発刊にあたり
このたび日本ハイパーサーミア学会の念願であった「ハイパーサーミア診療ガイドライン」を出版する運びとなり、関係者の方々に御礼申し上げます。
ハイパーサーミアは歴史の古いがん治療法で、早くから保険収載され、多くのがん種が治療の対象となっています。ハイパーサーミア治療単独、ならびに放射線治療や化学療法との併用治療で効果を発揮し、有害反応が少ない治療として長年臨床に用いられてきました。しかし本治療の啓蒙や認知度の向上、さらなる普及といった点で多くの課題を抱えています。これらの問題解決において、診療ガイドラインの作成は長年の懸案事項であり、ここ数年は急務となっていました。そこで日本ハイパーサーミア学会は診療ガイドラインの作成を目指し、2017年にガイドライン作成委員会を新たに設置し、数多くの会議をもとにガイドラインの作成作業を進めてきました。
本書の構成は、はじめにガイドラインの基本的事項を記載し、基礎領域として生物、物理の基本的内容を解説した後、11のがん種に対するクリニカルクエスチョン(CQ)形式から構成されています。
本診療ガイドラインはMindsのガイドライン作成手順を参考にして、各がん種のクリニカルクエスチョン(CQ)に対して推奨文を提示し、エビデンスの強さ、推奨度合いを記載しています。最新のエビデンスレベルが高い臨床研究が多くないという点はありますが、日常的に適応となる多くのがん種について、ハイパーサーミア治療に関する適切な情報提供ができたのではないかと考えています。
本ガイドラインの作成にあたり、数多くの会議で多くの検討をしていただいたガイドライン作成委員会委員の先生方、基礎領域ならびにクリニカルクエスチョン(CQ)の原稿を作成いただいた先生方の多大なるご尽力、ご努力に感謝申し上げます。そして適切なご指摘・ご助言をいただいた日本頭頸部癌学会、日本乳癌学会、日本食道学会、日本膵臓学会、、日本泌尿器科学会、日本婦人科腫瘍学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本整形外科学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本腹膜播種研究会、日本放射線腫瘍学会の各専門委員の先生方、出版にあたり多大なご理解とご支援をいただいた金原出版の諸氏にこの場を借りて深謝申し上げます。
本ガイドラインがハイパーサーミア診療の普及啓蒙、多くのがん診療医の診療における適切な情報提供や臨床決断、さらにはがん診療の向上に役立つことを、委員一同切に望んでいます。
2023年3月
日本ハイパーサーミア学会ガイドライン作成委員会委員長
高橋 健夫
日本ハイパーサーミア学会は、1978年に研究会として発足し、1980年前後には研究会への参加者も倍増し、学会設立の機運が高まった。その結果、1984年に日本ハイパーサーミア学会の発足に至った。
がん治療としてのハイパーサーミアの長所は、なんといっても有害反応が少ないこと、繰り返し治療ができること、放射線治療、あるいは化学療法の抗がん作用を増強すること、頭蓋内腫瘍と眼疾患以外のがんについては、すべて治療の対象になっていることなどが挙げられる。
がん診療ガイドラインの作成は厚生労働省や国民から強い要望があり、各学会で個々にガイドラインが作成されている。ハイパーサーミアによるがん診療については、対象となるがん種が多いこと、併用療法として放射線治療、化学療法、免疫療法などを用いる機会が多いこと等から、極めて多様ながん治療法が考えられる。
学会として治療法自体に制約を加えるべきではないが、治療担当者が参照すべき診療ガイドラインの作成が是非必要だと考えていた。幸い、近年ようやく欧米および本邦での臨床試験の結果が集積されつつある。それらをもとに日本ハイパーサーミア学会ガイドライン作成委員会は検討を重ねた結果、現時点で最も妥当と思われる診療ガイドラインを作成し、会員諸氏の日常診療上の参考に供したいと考える。
2023年3月
日本ハイパーサーミア学会
理事長 古倉 聡
「ハイパーサーミア診療ガイドライン」発刊にあたり
このたび日本ハイパーサーミア学会の念願であった「ハイパーサーミア診療ガイドライン」を出版する運びとなり、関係者の方々に御礼申し上げます。
ハイパーサーミアは歴史の古いがん治療法で、早くから保険収載され、多くのがん種が治療の対象となっています。ハイパーサーミア治療単独、ならびに放射線治療や化学療法との併用治療で効果を発揮し、有害反応が少ない治療として長年臨床に用いられてきました。しかし本治療の啓蒙や認知度の向上、さらなる普及といった点で多くの課題を抱えています。これらの問題解決において、診療ガイドラインの作成は長年の懸案事項であり、ここ数年は急務となっていました。そこで日本ハイパーサーミア学会は診療ガイドラインの作成を目指し、2017年にガイドライン作成委員会を新たに設置し、数多くの会議をもとにガイドラインの作成作業を進めてきました。
本書の構成は、はじめにガイドラインの基本的事項を記載し、基礎領域として生物、物理の基本的内容を解説した後、11のがん種に対するクリニカルクエスチョン(CQ)形式から構成されています。
本診療ガイドラインはMindsのガイドライン作成手順を参考にして、各がん種のクリニカルクエスチョン(CQ)に対して推奨文を提示し、エビデンスの強さ、推奨度合いを記載しています。最新のエビデンスレベルが高い臨床研究が多くないという点はありますが、日常的に適応となる多くのがん種について、ハイパーサーミア治療に関する適切な情報提供ができたのではないかと考えています。
本ガイドラインの作成にあたり、数多くの会議で多くの検討をしていただいたガイドライン作成委員会委員の先生方、基礎領域ならびにクリニカルクエスチョン(CQ)の原稿を作成いただいた先生方の多大なるご尽力、ご努力に感謝申し上げます。そして適切なご指摘・ご助言をいただいた日本頭頸部癌学会、日本乳癌学会、日本食道学会、日本膵臓学会、、日本泌尿器科学会、日本婦人科腫瘍学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本整形外科学会、日本皮膚悪性腫瘍学会、日本腹膜播種研究会、日本放射線腫瘍学会の各専門委員の先生方、出版にあたり多大なご理解とご支援をいただいた金原出版の諸氏にこの場を借りて深謝申し上げます。
本ガイドラインがハイパーサーミア診療の普及啓蒙、多くのがん診療医の診療における適切な情報提供や臨床決断、さらにはがん診療の向上に役立つことを、委員一同切に望んでいます。
2023年3月
日本ハイパーサーミア学会ガイドライン作成委員会委員長
高橋 健夫
- 医書.jpで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します) - M2PLUSで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します)