行為と幻覚 −レジリアンスを拓く統合失調症−

統合失調症についてレジリアンスや自己治癒の観点から論じた、比類なき精神病理学論文

著 者 小林 聡幸
定 価 5,060円
(4,600円+税)
発行日 2011/02/01
ISBN 978-4-307-15065-1

A5判・256頁・カラー図数:1枚

在庫状況 なし

「統合失調症」は表面的な理解では捉えがたい疾病である。精神病理学第四世代の著者が、操作的診断基準の席巻と行き過ぎたEBMの考え方への批判から、厚みと深みのある精神病理学への高まる関心に応える。前半で「レジリアンス」概念を傍らに、大きな視点で臨床を観察し、後半では「幻覚」の病理性とその自己治癒的な側面を見据えつつ、統合失調症患者の「行為」の次元を論じた比類なき書!

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