現代臨床精神医学 第12版

精神神経医学に関係するすべての領域を網羅した待望の第12版刊行!!

原 著 大熊 輝雄
編 集 「現代臨床精神医学」第12版改訂委員会
定 価 8,470円
(7,700円+税)
発行日 2013/03/19
ISBN 978-4-307-15067-5

B5判・630頁・カラー図数:185枚

在庫状況 あり

本書は1980年の初版以来30年の歳月を刻み、医学生をはじめ、研修医、精神科医及び精神医学、精神科医療、保健、福祉などに携わる方々、そして同領域に関心を持つ方々に幅広く愛用されてきた。故・大熊輝雄先生による本書は、世界的にも稀有な単著という本書の最大の特長と後世に残すべき内容を守りながら、精神神経医学に関係するすべての領域を網羅しており、今回多数の専門家の協力を得て、ハイレベルで up to dateの内容を維持した、待望の第12版として遂に刊行となった。
■総論
第1章 精神医学序論
 I. 精神医学の概念
 II. 精神医学における正常・異常と健康・病的状態(疾病)の問題
 III. 精神医学の対象領域
 IV. 精神科患者の処遇
 V. 精神医学の方法
 VI. 精神障害の成因、経過と分類
第2章 精神現象の神経科学的基礎
 I. 心身相関の問題
 II. 脳と精神現象
 III. 精神生理学
 IV. 神経化学と神経薬理
 V. 精神神経内分泌学と精神神経免疫学
第3章 精神の発達・加齢と精神保健
第4章 精神症状学
 I. 序論
 II. 個々の精神症状
 III. 神経心理学と高次脳機能障害
 IV. 主要な症候群と状態像
第5章 精神医学的診断学
 I. 精神医学における診断の手順
 II. 理化学的検査
 III. 心理検査

■各論
第6章 症状性を含む器質性精神障害
 I. 器質性精神障害、器質精神病
 II. 身体疾患に伴う精神障害(症状精神病)
 III. てんかん
 IV. アルコ−ル関連精神障害
 V. 精神作用物質使用による精神および行動障害(薬物依存)
 VI. 医薬品使用に伴う障害
 VII. 職業中毒、公害などに関連した化学物質による中毒精神病
第7章 神経症性障害・ストレス関連障害・身体表現性障害;人格・行動の障害
第8章 統合失調症、妄想性障害と気分障害
 I. 統合失調症
 II. 持続性妄想性障害
 III. 急性一過性精神病性障害
 IV. 感応性妄想性紹介
 V. 統合失調感情障害
 VI. 非定型精神病
 VII. 気分障害、感情障害、躁うつ病
第9章 児童・青年期および老年精神医学
 I. 概説
 II. 児童期および青年期の精神発達
 III. 児童・青年期の精神医学の特性
 IV. 児童期および青年期にみられる精神障害
第10章 精神医学と社会との関連
 I. 高度情報社会と精神医学
 II. 精神障害者処遇の法規
 III. 司法精神医学
 IV. 社会と精神医学
第11章 精神医学的治療学
 I. 精神科治療の特色
 II. 精神科治療の発達
 III. 身体療法
 IV. 精神療法
 V. 精神障害リハビリテ−ション
 VI. 精神科救急医療
 VII. コンサルテ−ション・リエゾン精神医学

付表
 1-1. International Classification of Diseases,Chapter V(F)、Tenth Revision(ICD-10) 
 1-2. 国際疾病分類(ICD−10)における気分[感情]障害の分類
 2. DSM-IV-TR分類
 3. Mini-Mental State Examination(MMSE) 
 4. DSM-4.てんかん発作の国際分類 
 5. てんかんおよびてんかん症候群の国際分類 
 6. Clinical Dementia Rating(CDR)
 7. Brief Psychiatric Rating Scale(BPRS)の日本語翻訳版 
 8. Hamilton’s Rating Scale for Depression(HRSD) 
 9. 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律 
 10. 医師国家試験出題基準(平成17年度版)