よくわかる脳波判読 第3版

ベストセラーの “わかりやすい脳波の本” 待望の改訂版!

著 者 音成 龍司 / 辻 貞俊
定 価 7,480円
(6,800円+税)
発行日 2014/10/07
ISBN 978-4-307-15070-5

A4判・224頁・図数:145枚

在庫状況 あり

ベストセラー “わかりやすい脳波の本” 。デジタル時代に対応した待望の改訂版。脳に興味をもつ人が絶対に身に付けなければならない点に絞った。巻末の『卒業試験』でまずは自分の実力測定を。そこから本書を活用すれば、全くわからない人は脳波のエクスパートに、上級者は知識の整理に役立つ。「脳波を理解しても脳波レポートが書けない」という読者からの要望に応えて『脳波のレポートの書き方』も掲載した。日々ご活用を!
I.波
 脳波の構成要素
 a.振 幅
 b.周波数
 c.相 性
 d.位 相
 e.波 形
  1)速波活動
  2)α波
  3)徐波活動
  4)てんかん型波形

II.脳波計の周波数特性
  1)高周波フィルタ
  2)低周波フィルタ
  Q1

III.脳波計への入力―脳波計は2点間の電位差を記録
 1.G1、G2の電位によって脳波が決まる Q2
 2.脳波からG1、G2における電位の推測 Q3 Q4
 3.双極導出法の原理
 4.基準電極導出法の原理

IV.正常脳波
 1.成 人
 a.覚 醒
  1)優位律動(dominant rhythm)
  2)Organization
  3)その他の背景脳波
  Q5 Q6
 b.賦 活(activation)
  1)光刺激(photic stimulation)
   i.光駆動(photic driving)
   ii.光誘発反応(photic evoked response)
  2)成人における過呼吸(hyperventilation)
 c.睡 眠 Q7〜Q10
 2.加 齢
 a.加齢による脳波の変化
 b.各年代の正常脳波の実際 Q11
 3.小 児 Q12〜Q16

V.ア−チファクト
 1.筋電図 Q17
 2.EKG Q18
 3.パルス(脈波) Q19
 4.眼球運動のア−チファクト
 a.双極導出の場合の眼球運動 Q20 Q21
 b.基準導出の場合の眼球運動 Q22 Q23
 5.汗 Q24
 6.電極の接着不良 Q25 Q26
 7.呼吸器 Q27
 8.交流(ハム,hum) Q28
 9.機械的 Q29
 10.静電気 Q30

VI.頭皮上分布 Q31

VII.モンタ−ジュの特徴
 1.同側耳朶基準導出記録の特徴 Q32 Q33
 2.平均基準導出記録の特徴 Q34
 3.双極と基準電極導出記録における焦点の決定 Q35 Q36
 4.誤りやすい双極導出からの分布の決定 Q37
 5.誤りやすい双極導出からの焦点の決定 Q38

VIII.異常脳波
 1.徐波活動
 a.background slow(BS)
 b.間欠徐波(IS) Q39
 c.持続性徐波(CS) Q40 Q41
 d.前頭部優位のδ波と眼球垂直運動との鑑別 Q42
 2.てんかん活動(epileptic activity)
 a.局在関連てんかん (localization-related epilepsy) Q43 Q44
  1)側頭葉てんかん Q45 Q46
  2)前頭葉てんかん
  3)頭頂葉てんかん
  4)後頭葉てんかん Q47 Q48
 b.全般てんかん Q49〜Q56
 3.非てんかん原性てんかん様脳波活動(non-epileptogenic epileptiform EEG activity) Q57〜Q61
 4.特殊脳波
 a.excessive fast Q62
 b.asymmetry of spindle Q63
 c.周期性異常 Q64〜Q70
 d.diffuse α(広汎アルファ波型) Q71 Q72
 e.spindle coma Q73
 5.光刺激特異反応 Q74〜Q76

IX.卒業試験 卒業問題Q1〜Q3
 
索引



脳波レポ−ト
抜粋 1.覚醒
   2.賦活
   3.睡眠
   4.非突発性異常
   5.突発性異常
報告書例

NOTE
1◇波(wave)
2◇高周波フィルタ−
3◇過呼吸
4◇POSTS vs 14 & 6 Hz陽性棘波
5◇ナルコレプシ−
6◇もやもや病
7◇眼球運動のア−チファクト
8◇陽性棘波
9◇FIRDAと垂直眼球運動との鑑別
10◇側頭葉てんかんの特殊導出例
11◇MST
12◇GTCS
13◇欠神発作
14◇West症候群
15◇Lennox-Gastaut症候群
16◇側頭葉てんかんが疑われる場合