気胸・嚢胞性肺疾患規約・用語・ガイドライン
新たにガイドラインと嚢胞分類を掲載して、10年ぶりの改訂版出来!!
編 集 |
日本気胸・嚢胞性肺疾患学会 |
定 価 |
3,300円 (3,000円+税) |
発行日 |
2009/05/20 |
ISBN |
978-4-307-20259-6 |
B5判・60頁・図数:106枚
「日本気胸学会用語・規約集」が武野良仁初代理事長のもとで金原出版から出版されて以来10年が過ぎた。日本気胸学会はその後「日本気胸・嚢胞性肺疾患学会」と改称し、気胸に限定せず、広く嚢胞性肺疾患をも研究対象とするに至った。学会の発展とともに、対象である嚢胞の分類が必須となった。2代目の大畑正昭名誉理事長以来学会をお預かりしている立場として、今回の改訂版の出版を心から嬉しく思う。今回の改訂の要目はガイドラインと嚢胞分類の掲載にある。前者はガイドライン委員会の本田哲史委員長のまとめにより、後者は肺嚢胞分類委員会の鈴木一也委員長のまとめによるが、分類確定には益田貞彦名誉会員の寄与が誠に大であった。
もとより規約や分類は物事を制約するよりも研究発展の足場として研究者が申し合わせる内容であり、その目的は研究内容の臨床的応用に際して患者さんにとって最良の結果をもたらすことである。したがって、本書の内容は研究の進歩に応じて常に改定の対象でなくてはならない。実際、ガイドラインは現在深化の過程にあり、次回改定の際さらに充実したものが組み込まれる予定である。本書が、わが学会会員のみならず、広く関係分野の医師・コメディカルの参考になることを期待するとともに、各位からのご批判・ご提案の対象とならんことを切望する次第である。
(「改訂版序」より)
第1章 気胸用語集
起草・編集の目的と経過
気胸の分類
自然気胸のキーワード
A.一般
B.疫学
C.病理
D.病態
E.診断
F.治療法の分類
G.治療関連用語
H.手術手技
I.開胸アプローチ
第2章 肺嚢胞分類と図譜
序
肺嚢胞分類(2008年)
解説(定義)
参考文献
分類図譜
第3章 自然気胸治療ガイドライン
索引