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手術日までに患者が知りたい大腸癌 検査から治療,術後経過,手術費用まで/腹腔鏡下手術
患者が納得できる説明はこれ!―エキスパートがその極意を公開!!
大腸癌で手術が必要と宣告され、不安と緊張の中にいる患者にどうしたらこれからの治療を理解してもらえるか。インフォームドコンセントを得るための道筋を示した。実際の説明に近い会話形式で図解を多く用い、医師だけでなく、患者やその家族が読んでも理解できるよう易しく記述されている。従来あまり触れられることのなかった治療による合併症についても多くのページを割いた。説明の根拠となる資料も多数収録している。
A.健康診断で大腸癌の精密検査を勧められました─大腸専門外来で
1.「大腸癌検診で陽性」の意味は「便の中に血液があるということだけ」
2.便に血が混じる原因となる病気は
3.痔があるのですが
4.「精密検査」の種類は? 危険性は?
5.早期癌の発見には内視鏡検査のほうがお勧めです
6.大腸のポリ−プについて
a)大腸ポリ−プ種類、癌化しやすいもの?
ナ−スステ−ション1―過形成性ポリ−プ
b)大腸ポリ−プは多発しやすい
B.大腸癌ってどういう病気ですか
1.癌と診断されて再診
ナ−スステ−ション2―告知について
ナ−スステ−ション3―患者様が一人だけの時に告知することは避ける
2.病名告知
ナ−スステ−ション4―報道への対処
3.治療には手術が必要?
4.大腸癌の重症度、進行程度を分類しますって?
a)Stageの違いって何?
b)大腸癌の壁深達度とは
c)他臓器浸潤
d)転移と再発
ナ−スステ−ション5―根治手術と再発、転移
C.大腸癌の診断
1.臨床所見
a)早期癌の症状
b)進行した場合の症状
ナ−スステ−ション6―主訴が「タ−ル弁」は上部消化管出血?
2.検査
a)逆行性腸透視(注腸透視)
ナ−スステ−ション7―大腸癌術前注腸透視再検査の意味
b)大腸内視鏡検査(大腸ファイバ−)
ナ−スステ−ション8―術前の大腸内視鏡再検─内視鏡治療の可否の判定のため
ナ−スステ−ション9―術前内視鏡検査でのポイント1.占居部位の記載
ナ−スステ−ション10―術前内視鏡検査でのポイント2.クリッピング
c)腹部CT検査
ナ−スステ−ション11―造影剤を使った検査について
ナ−スステ−ション12―術前CT検査での血管構築像と手術
d)超音波,MRI(Magnetic Resonance Imaging system=磁気共鳴画像装置)
ナ−スステ−ション13―MRIでのクリップについて
e)腫瘍マーカー
ナ−スステ−ション14―腫瘍マ−カ−の意味
3.大腸癌診断の種類─術前診断、術中診断、術後組織学的診断
a)進行度診断と治療方針の決定
b)術前診断と最終診断結果は異なることがある
D.大腸癌の治療(切除)
1.一般的な治療方針を示した『大腸癌治療ガイドライン』があります
2.治療法の分類
a)局所療法と全身療法
b)根治(治癒)手術と非根治(非治癒)手術
3.内視鏡治療
a)内視鏡治療の適応─これだけで治療が完了する大腸癌もあります
b)内視鏡的摘除はどうやるの?
ナ−スステ−ション15―「腫瘍を一括切除可能」の意味
c)内視鏡治療後にすること
ナ−スステ−ション16―「リンパ節転移がない早期大腸癌」とは?
4.外科(手術)治療
a)手術の方法(根治を目的とした手術)
ナ−スステ−ション17―人工肛門造設の是非
ナ−スステ−ション18―人工肛門造設回避への工夫
ナ−スステ−ション19―多種ある消化管吻合、器械吻合
b)Stage IV癌の手術
c)緊急手術
ナ−スステ−ション20―イレウス大腸癌の治療
ナ−スステ−ション21―腹膜炎を合併する大腸癌の治療
d)バイパス手術
5.手術の後遺症、合併症、手術による死亡
a)後遺症
ナ−スステ−ション22―直腸切除手術後の頻便について
b)合併症
ナ−スステ−ション23―ドレ−ンについて
ナ−スステ−ション24―ドレーンの抜去時期について
ナ−スステ−ション25―創感染―SSIについて
ナ−スステ−ション26―術後腸閉塞=イレウスの治療
ナ−スステ−ション27―損傷、出血はなぜ起きるのか? 外科医以外の人には常識外
ナ−スステ−ション28―深部静脈血栓症
6.輸血について
a)輸血による感染症
ナ−スステ−ション29―輸血による感染症
b)輸血による免疫反応
ナ−スステ−ション30―血漿分画製剤は安全か
7.手術の合併症についての考え方
E.腹腔鏡下手術
1.腹腔鏡下手術の特徴
a)術創が小さい
b)癒着が少ない、早期離床
c)低侵襲
d)経口摂取再開が術翌日から
e)早期退院が可能(7?10日で)
2.腹腔鏡下手術の欠点
a)テレビの中での操作
b)鉗子を使う手術(高度技術が必要)
ナ−スステ−ション31―腹腔鏡下手術の術中出血量について
ナ−スステ−ション32―気腹による癌組織のばらまき(播種)
3.腹腔鏡下手術の長期予後
F.手術前の説明と術後予定の説明
1.治療方法の説明
G.手術に向けて
1.手術の同意確認
2.入院、術後スケジュ−ル
3.費用
ナ−スステ−ション33―術前説明時にはできるだけ多くの身内に集まってもらう
4.手術の後に行うこと
a)癌の最終診断、手術効果を確認する(病理学的進行度の診断)
b)手術による腫瘍の遺残(治癒切除)の判定
H.手術の結果説明
1.切除標本による組織学的診断結果の説明
a)脈管侵襲とN0の関係
2.術後の通院、フォロ−アップスケジュ−ル
ナ−スステ−ション34―大腸内視鏡検査には診断されにくい病変もある
3.術後補助化学療法
a)術後補助化学療法って何?
b)術後補助化学療法の副作用
c)術後補助化学療法の適応となる患者様は
I.手術だけでは治癒切除が困難と思われた時の治療
1.治癒手術が不可能な方には化学療法
2.化学療法の副作用
3.分子標的薬
4.化学療法の課題
a)無効例の存在
5.術前化学放射線療法
文献
シリ−ズを終えるにあたり
索引
1.「大腸癌検診で陽性」の意味は「便の中に血液があるということだけ」
2.便に血が混じる原因となる病気は
3.痔があるのですが
4.「精密検査」の種類は? 危険性は?
5.早期癌の発見には内視鏡検査のほうがお勧めです
6.大腸のポリ−プについて
a)大腸ポリ−プ種類、癌化しやすいもの?
ナ−スステ−ション1―過形成性ポリ−プ
b)大腸ポリ−プは多発しやすい
B.大腸癌ってどういう病気ですか
1.癌と診断されて再診
ナ−スステ−ション2―告知について
ナ−スステ−ション3―患者様が一人だけの時に告知することは避ける
2.病名告知
ナ−スステ−ション4―報道への対処
3.治療には手術が必要?
4.大腸癌の重症度、進行程度を分類しますって?
a)Stageの違いって何?
b)大腸癌の壁深達度とは
c)他臓器浸潤
d)転移と再発
ナ−スステ−ション5―根治手術と再発、転移
C.大腸癌の診断
1.臨床所見
a)早期癌の症状
b)進行した場合の症状
ナ−スステ−ション6―主訴が「タ−ル弁」は上部消化管出血?
2.検査
a)逆行性腸透視(注腸透視)
ナ−スステ−ション7―大腸癌術前注腸透視再検査の意味
b)大腸内視鏡検査(大腸ファイバ−)
ナ−スステ−ション8―術前の大腸内視鏡再検─内視鏡治療の可否の判定のため
ナ−スステ−ション9―術前内視鏡検査でのポイント1.占居部位の記載
ナ−スステ−ション10―術前内視鏡検査でのポイント2.クリッピング
c)腹部CT検査
ナ−スステ−ション11―造影剤を使った検査について
ナ−スステ−ション12―術前CT検査での血管構築像と手術
d)超音波,MRI(Magnetic Resonance Imaging system=磁気共鳴画像装置)
ナ−スステ−ション13―MRIでのクリップについて
e)腫瘍マーカー
ナ−スステ−ション14―腫瘍マ−カ−の意味
3.大腸癌診断の種類─術前診断、術中診断、術後組織学的診断
a)進行度診断と治療方針の決定
b)術前診断と最終診断結果は異なることがある
D.大腸癌の治療(切除)
1.一般的な治療方針を示した『大腸癌治療ガイドライン』があります
2.治療法の分類
a)局所療法と全身療法
b)根治(治癒)手術と非根治(非治癒)手術
3.内視鏡治療
a)内視鏡治療の適応─これだけで治療が完了する大腸癌もあります
b)内視鏡的摘除はどうやるの?
ナ−スステ−ション15―「腫瘍を一括切除可能」の意味
c)内視鏡治療後にすること
ナ−スステ−ション16―「リンパ節転移がない早期大腸癌」とは?
4.外科(手術)治療
a)手術の方法(根治を目的とした手術)
ナ−スステ−ション17―人工肛門造設の是非
ナ−スステ−ション18―人工肛門造設回避への工夫
ナ−スステ−ション19―多種ある消化管吻合、器械吻合
b)Stage IV癌の手術
c)緊急手術
ナ−スステ−ション20―イレウス大腸癌の治療
ナ−スステ−ション21―腹膜炎を合併する大腸癌の治療
d)バイパス手術
5.手術の後遺症、合併症、手術による死亡
a)後遺症
ナ−スステ−ション22―直腸切除手術後の頻便について
b)合併症
ナ−スステ−ション23―ドレ−ンについて
ナ−スステ−ション24―ドレーンの抜去時期について
ナ−スステ−ション25―創感染―SSIについて
ナ−スステ−ション26―術後腸閉塞=イレウスの治療
ナ−スステ−ション27―損傷、出血はなぜ起きるのか? 外科医以外の人には常識外
ナ−スステ−ション28―深部静脈血栓症
6.輸血について
a)輸血による感染症
ナ−スステ−ション29―輸血による感染症
b)輸血による免疫反応
ナ−スステ−ション30―血漿分画製剤は安全か
7.手術の合併症についての考え方
E.腹腔鏡下手術
1.腹腔鏡下手術の特徴
a)術創が小さい
b)癒着が少ない、早期離床
c)低侵襲
d)経口摂取再開が術翌日から
e)早期退院が可能(7?10日で)
2.腹腔鏡下手術の欠点
a)テレビの中での操作
b)鉗子を使う手術(高度技術が必要)
ナ−スステ−ション31―腹腔鏡下手術の術中出血量について
ナ−スステ−ション32―気腹による癌組織のばらまき(播種)
3.腹腔鏡下手術の長期予後
F.手術前の説明と術後予定の説明
1.治療方法の説明
G.手術に向けて
1.手術の同意確認
2.入院、術後スケジュ−ル
3.費用
ナ−スステ−ション33―術前説明時にはできるだけ多くの身内に集まってもらう
4.手術の後に行うこと
a)癌の最終診断、手術効果を確認する(病理学的進行度の診断)
b)手術による腫瘍の遺残(治癒切除)の判定
H.手術の結果説明
1.切除標本による組織学的診断結果の説明
a)脈管侵襲とN0の関係
2.術後の通院、フォロ−アップスケジュ−ル
ナ−スステ−ション34―大腸内視鏡検査には診断されにくい病変もある
3.術後補助化学療法
a)術後補助化学療法って何?
b)術後補助化学療法の副作用
c)術後補助化学療法の適応となる患者様は
I.手術だけでは治癒切除が困難と思われた時の治療
1.治癒手術が不可能な方には化学療法
2.化学療法の副作用
3.分子標的薬
4.化学療法の課題
a)無効例の存在
5.術前化学放射線療法
文献
シリ−ズを終えるにあたり
索引