イラスト眼科手術シリーズ2 眼科小手術と処置
井上眼科病院のメソッドをイラスト・写真で解説するシリーズ第2弾!
監 修 |
若倉 雅登 |
編 集 |
宮永 嘉隆 / 中村 敏 |
定 価 |
9,900円 (9,000円+税) |
発行日 |
2012/10/08 |
ISBN |
978-4-307-35149-2 |
B5判・144頁・図数:139枚
技ありの記述で手術のコツが手に取るように頭に入る本。取りあげた疾患:霰粒種、麦粒腫.小児の場合はどうしたらよいか、翼状片.再発防止は?、結膜弛緩症、マイボーム腺梗塞、兎眼、結膜結石.どこまで放置してよいか、結膜腫瘍.良性腫瘍・色素母斑・悪性腫瘍、結膜リンパ管拡張症と結膜嚢腫、眼窩脂肪ヘルニア、睫毛内反症、睫毛乱生。また、術中・術後に起こりうるトラブルへの解決法も具体例をあげて解説。特に感染症対策は章を設けて詳述。
I.序論
1.眼瞼の解剖と特性
a.眼瞼表面
b.眼瞼内部
2.結膜の構造と特徴
3.疾患別の手術の適応と留意点
a.霰粒腫
b.麦粒腫
c.翼状片
d.結膜弛緩症
e.Meibom腺梗塞症
f.兎眼
g.結膜結石
h.結膜腫瘍
i.眼窩脂肪ヘルニア
j.睫毛内反症(眼瞼内反症)
II.外眼部手術の基本
a.外眼部小手術
b.問診のポイントとコツ
c.術前検査,準備
d.必要な器具類
e.術中のモニタ−,ラインの確保
f.局所麻酔
g.切開,縫合
h.抜糸,眼帯
i.術後の注意
III.疾患別手術法
1.霰粒腫
a.適応の考え方
b.術前,特に注意すべき点
c.手術手技
d.術中および術後管理
2.麦粒腫
a.適応の考え方
b.術前,特に注意すべき点
c.手術手技
d.術中および術後管理
3.翼状片
a.適応の考え方
b.術前,特に注意すべき点
c.手術手技
d.術後管理
4.結膜弛緩症
a.外来診断でのポイント
b.発症のメカニズム
c.手術
5.Meibom腺梗塞摘出術
a.Meibom腺の解剖と機能
b.Meibom腺梗塞
6.兎 眼
a.適応の考え方
b.術前,特に注意すべき点
c.手術手技
d.術中および術後管理
7.結膜結石
8.結膜腫瘍
a.結膜母斑
b.後天性メラノ−シス(PAM)
c.結膜?胞,涙腺貯留?胞
d.皮様脂肪腫(デルモリポ−マ)
e.結膜乳頭腫
f.化膿性肉芽腫
g.結膜の血管病変
h.悪性黒色腫(悪性メラノ−マ)
i.結膜上皮内新形成,扁平上皮癌
j.悪性リンパ腫
9.結膜リンパ管拡張症と結膜?腫
a.対応と処置
b.結膜?腫の場合
10.眼窩脂肪ヘルニア
a.手術適応
b.手術方法
c.術後の管理
11.睫毛内反症(小児)
a.手術の適応
b.時期,年齢
c.手術法
d.術後起こり得ることと対処法
12.睫毛乱生
a.内科的治療
b.外科的治療
IV.手術トラブルと対策
1.疾患の特性と患者に対する説明責任
a.一般的注意点
b.代表疾患の注意点
2.睫毛内反はどこまで放置してよいか
3.内反症のトラブルとその対策
a.睫毛内反のトラブル
b.加齢性眼瞼内反の再発
4.術後の瘢痕に対する対処法とトラブル防止
a.術前のインフォ−ムドコンセントとは
b.同意書
c.内反症手術のトラブル防止
d.麦粒腫などの術後瘢痕について
e.翼状片の術後角膜瘢痕について
5.外傷性角膜縫合のコツ
a.術前の注意点
b.縫合の実際
6.再発翼状片はどうすればよいか
再手術
7.睫毛内反が何度も再発する,どうしたらよいか
内田法
V.外眼部処置のトラブルと対策
a.角結膜異物除去の注意点,見落とさないための対策
b.角膜上皮剥離に対する眼処置
c.通水検査
d.乳児における通水検査やブジ−の必要性と留意点
e.涙小管炎の処置
f.涙道における画像診断の必要性と注意事項,留意点
1.涙点プラグ挿入・抜去のトラブルと対策
a.涙点プラグ挿入時のトラブルと対策
b.涙点プラグ留置中のトラブルと対策
c.涙点プラグ抜去・脱落後のトラブルと対策
d.可溶性プラグ
e.他の可溶性プラグ
f.涙点の外科的閉鎖のトラブルと対策
2.瞼板縫合,ステロイド注射,義眼処置のトラブルと対策
a.瞼板縫合の対処法
b.ステロイド注射のトラブルと対策
c.義眼処置におけるトラブルの原因と対策
3.感染症対策
a.外眼部感染症
b.内眼部感染症
4.角膜掻爬を行うべき場合と方法
a.掻爬の目的
b.術前の処置
c.掻爬に使う器具
d.原因検索目的で掻爬を行う場合
索引