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小児耳鼻咽喉科 第2版
小児耳鼻咽喉科医療のバイブル、8年ぶりの大改訂!
編 集 | 日本小児耳鼻咽喉科学会 |
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定 価 | 15,400円 (14,000円+税) |
発行日 | 2017/06/05 |
ISBN | 978-4-307-37119-3 |
B5判・512頁・図数:350枚
在庫状況 | あり |
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8年ぶりの大改訂で新たな疾患概念、エビデンスを踏まえた記述に改め、内容、ボリュームともに大幅に充実した。さらに、耳鼻咽喉科医、小児科医にとどまらず、放射線科医や麻酔科医、言語聴覚士等、多彩な関係領域のエクスパート総勢116名が執筆に参加し、まさに「小児耳鼻咽喉科の教科書」といえる一冊に生まれ変わった。診断の流れ、各疾患の解説、処置・手術、リスクマネジメントまでを網羅した本書は、小児科医や内科医のニーズにも応えうる、小児耳鼻咽喉科医療のバイブルである。
■1章 小児耳鼻咽喉科学の歴史
■2章 小児耳鼻咽喉科学の現況
■3章 解剖と小児期における発達
1.耳領域
2.鼻領域
3.口腔咽頭領域
4.喉頭気管領域
5.頸部領域
6.心身面の発達
■4章 診断
1 問診
2.視触診
3.画像診断
3-1.側頭骨
3-2.鼻副鼻腔・眼窩
3-3.口腔・咽頭・唾液腺
3-4.喉頭
3-5.気管食道・頸部
4.検査
4-1.血液検査
4-2.病原診断キット
4-3.聴覚検査
4-4.平衡機能検査
■5章 耳科
1.先天性耳瘻孔
2.小耳症・外耳道閉鎖症・外耳道狭窄症
3.真珠腫
4.急性中耳炎・反復性中耳炎
5.滲出性中耳炎
6.癒着性中耳炎
7.耳小骨先天異常
8.遺伝性難聴(非症候群性)
9.遺伝性難聴(症候群性)
10.ウイルス性難聴
11.機能性難聴
12.めまい・ふらつき
13.顔面神経麻痺
■6章 鼻科
1.鼻出血
2.アレルギー性鼻炎
3.急性副鼻腔炎
4.慢性副鼻腔炎
5.後鼻孔閉鎖
6.歯原性嚢胞
7.嗅覚障害
■7章 口腔咽頭科
1.口唇裂・口蓋裂
2.口腔内粘膜病変
3.舌小帯短縮症
4.アデノイド増殖症・口蓋扁桃肥大
5.急性咽頭炎・扁桃炎
6.扁桃関連疾患
7.睡眠時無呼吸症候群
8.上咽頭血管線維腫
9.咽後膿瘍
10.咽頭狭窄
11.食物アレルギー
■8章 喉頭科
1.声帯結節・声帯ポリープ
2.喉頭血管腫
3.喉頭乳頭腫
4.声帯麻痺
5.声門下狭窄
6.喉頭軟弱症
7.嚢胞性疾患
8.急性喉頭蓋炎
9.声門下喉頭炎(ウイルス性クループ)
10.咽喉頭逆流症
■9章 気管食道科
1.下気道由来の喘鳴疾患
2.気道異物
3.食道異物
4.カニューレ抜去困難症
5.気管狭窄
6.重症心身障害児の呼吸障害
7.嚥下障害
■10章 頭頸部外科
1.正中頸嚢胞
2.側頸瘻・側頸嚢胞
3.頸部リンパ管腫
4.耳下腺腫瘍
5.梨状陥凹瘻
6.ガマ腫
7.深頸部感染症
8.小児悪性腫瘍
■11章 コミュニケーション障害
1.小児難聴への対応
2.補聴器
3.人工内耳
4.その他の人工聴覚器―埋め込み型骨導補聴器・人工中耳・聴性脳幹インプラント
5.言語発達障害
6.構音障害
7.吃音
8.発達障害
■12章 基本手技(処置・手術)
1.耳垢除去
2.鼻吸引法
3.鼻出血止血法
4.異物の取り方(外耳道・鼻腔・咽頭)
5.気管切開術
■13章 リスクマネジメント
1.単純X線・CT・MRI
2.検査・処置における鎮静・鎮痛
3.感染症罹患時
4.全身麻酔と術後管理
5.薬物投与
6.扁桃摘出後出血
別表 小児耳鼻咽喉科医の到達目標
索引
COLUMN
●小児耳鼻咽喉科医になったきっかけ
●画像診断の進歩
●感染症の診断を目的とした遺伝子検査
●POCT
●鼓室形成術の術後はいつまでみるの?
●アブミ骨手術は特別
●発達検査の利用法
●「水泳」と小児鼓膜穿孔の手術時期
●乳児鼻出血の治療経験から
●母指(圧迫)止血法
●口蓋裂症例におけるアデノイド切除術
●鼻咽頭エアウェイの使い方
●内視鏡下輪状後部形成術
●アドレナリンとエピネフリン
●多岐にわたる喘鳴の診断に役立つ分類
●言語習得前発症の難聴と言語習得後発症の難聴
●障害に対応するには想像力も働かせて
●異物の取り方
■2章 小児耳鼻咽喉科学の現況
■3章 解剖と小児期における発達
1.耳領域
2.鼻領域
3.口腔咽頭領域
4.喉頭気管領域
5.頸部領域
6.心身面の発達
■4章 診断
1 問診
2.視触診
3.画像診断
3-1.側頭骨
3-2.鼻副鼻腔・眼窩
3-3.口腔・咽頭・唾液腺
3-4.喉頭
3-5.気管食道・頸部
4.検査
4-1.血液検査
4-2.病原診断キット
4-3.聴覚検査
4-4.平衡機能検査
■5章 耳科
1.先天性耳瘻孔
2.小耳症・外耳道閉鎖症・外耳道狭窄症
3.真珠腫
4.急性中耳炎・反復性中耳炎
5.滲出性中耳炎
6.癒着性中耳炎
7.耳小骨先天異常
8.遺伝性難聴(非症候群性)
9.遺伝性難聴(症候群性)
10.ウイルス性難聴
11.機能性難聴
12.めまい・ふらつき
13.顔面神経麻痺
■6章 鼻科
1.鼻出血
2.アレルギー性鼻炎
3.急性副鼻腔炎
4.慢性副鼻腔炎
5.後鼻孔閉鎖
6.歯原性嚢胞
7.嗅覚障害
■7章 口腔咽頭科
1.口唇裂・口蓋裂
2.口腔内粘膜病変
3.舌小帯短縮症
4.アデノイド増殖症・口蓋扁桃肥大
5.急性咽頭炎・扁桃炎
6.扁桃関連疾患
7.睡眠時無呼吸症候群
8.上咽頭血管線維腫
9.咽後膿瘍
10.咽頭狭窄
11.食物アレルギー
■8章 喉頭科
1.声帯結節・声帯ポリープ
2.喉頭血管腫
3.喉頭乳頭腫
4.声帯麻痺
5.声門下狭窄
6.喉頭軟弱症
7.嚢胞性疾患
8.急性喉頭蓋炎
9.声門下喉頭炎(ウイルス性クループ)
10.咽喉頭逆流症
■9章 気管食道科
1.下気道由来の喘鳴疾患
2.気道異物
3.食道異物
4.カニューレ抜去困難症
5.気管狭窄
6.重症心身障害児の呼吸障害
7.嚥下障害
■10章 頭頸部外科
1.正中頸嚢胞
2.側頸瘻・側頸嚢胞
3.頸部リンパ管腫
4.耳下腺腫瘍
5.梨状陥凹瘻
6.ガマ腫
7.深頸部感染症
8.小児悪性腫瘍
■11章 コミュニケーション障害
1.小児難聴への対応
2.補聴器
3.人工内耳
4.その他の人工聴覚器―埋め込み型骨導補聴器・人工中耳・聴性脳幹インプラント
5.言語発達障害
6.構音障害
7.吃音
8.発達障害
■12章 基本手技(処置・手術)
1.耳垢除去
2.鼻吸引法
3.鼻出血止血法
4.異物の取り方(外耳道・鼻腔・咽頭)
5.気管切開術
■13章 リスクマネジメント
1.単純X線・CT・MRI
2.検査・処置における鎮静・鎮痛
3.感染症罹患時
4.全身麻酔と術後管理
5.薬物投与
6.扁桃摘出後出血
別表 小児耳鼻咽喉科医の到達目標
索引
COLUMN
●小児耳鼻咽喉科医になったきっかけ
●画像診断の進歩
●感染症の診断を目的とした遺伝子検査
●POCT
●鼓室形成術の術後はいつまでみるの?
●アブミ骨手術は特別
●発達検査の利用法
●「水泳」と小児鼓膜穿孔の手術時期
●乳児鼻出血の治療経験から
●母指(圧迫)止血法
●口蓋裂症例におけるアデノイド切除術
●鼻咽頭エアウェイの使い方
●内視鏡下輪状後部形成術
●アドレナリンとエピネフリン
●多岐にわたる喘鳴の診断に役立つ分類
●言語習得前発症の難聴と言語習得後発症の難聴
●障害に対応するには想像力も働かせて
●異物の取り方
平成18年、日本小児耳鼻咽喉科学会が前身である日本小児耳鼻咽喉科研究会から昇格してから、すでに10年以上経過致しました。本学会の目的は、“我が国における小児耳鼻咽喉科の研究と診療の進歩、発展を図るとともに会員相互の交流・親睦を促進すること”とされております。
会員の大多数は耳鼻咽喉科医であり、それに小児科医、放射線科医などが加わった組織となっております。学会は、それらの科を担当する医師が一堂に会して討議や懇親の場を持ち、共通認識を持つ共同体としての役割を担っています。その中で重要なことは「小児耳鼻咽喉科医」の育成です。平成21年、本書の初版である『小児耳鼻咽喉科診療指針』が小児耳鼻咽喉科全体の「教科書」となるべき本を目的として刊行されました。初版の刊行にあたっては、市村恵一日本小児耳鼻咽喉科学会初代理事長がたいへんご尽力くださり、まさに小児耳鼻咽喉科診療のバイブルとしてたくさんの医師が利用していると伺っております。
『小児耳鼻咽喉科』はこの『小児耳鼻咽喉科診療指針』の改訂版として企画されました。初版発行からすでに8年が経過し、その間、様々な新たな疾患概念や、治療等に関しても新たなエビデンスが収集されております。また幾つかの小児耳鼻咽喉科関連疾患のガイドラインも刊行されました。そのような背景のもと、内容を一新した改訂版の刊行が求められました。日本小児耳鼻咽喉科学会の中に作成委員会が立ちあげられ、初版の内容と加えるべき内容を詳細に検討し、これらの領域のエクスパートである先生方に執筆をお願い致しました。その結果、耳鼻咽喉科医、小児科医のみならず、麻酔科医、放射線科医、言語聴覚士等、多くの領域の先生方に執筆していただきました。初版にはない新たな項目も追加し、ページ数が大幅に増えました。最新の情報を満載した、非常に充実した内容となっております。小児耳鼻咽喉科医療も、すごいスピードで進歩しているのを感じます。
本書は初版の『小児耳鼻咽喉科診療指針』の「診療指針」という文言を削除し、『小児耳鼻咽喉科』という名称で刊行することと致しました。日本小児耳鼻咽喉科学会が総力をあげて取り組んだ刊行物であり、まさに小児耳鼻咽喉科の教科書としてふさわしい出来上がりであると思います。
最後に刊行にあたり、初版から引き続き発刊にご尽力くださった金原出版の皆さま、そして企画を担当してくださった『小児耳鼻咽喉科』作成委員の皆さま、さらにご多忙のところご執筆くださいました先生方に心からお礼を申し上げます。
平成29年6月1日
日本小児耳鼻咽喉科学会理事長
飯野 ゆき子
会員の大多数は耳鼻咽喉科医であり、それに小児科医、放射線科医などが加わった組織となっております。学会は、それらの科を担当する医師が一堂に会して討議や懇親の場を持ち、共通認識を持つ共同体としての役割を担っています。その中で重要なことは「小児耳鼻咽喉科医」の育成です。平成21年、本書の初版である『小児耳鼻咽喉科診療指針』が小児耳鼻咽喉科全体の「教科書」となるべき本を目的として刊行されました。初版の刊行にあたっては、市村恵一日本小児耳鼻咽喉科学会初代理事長がたいへんご尽力くださり、まさに小児耳鼻咽喉科診療のバイブルとしてたくさんの医師が利用していると伺っております。
『小児耳鼻咽喉科』はこの『小児耳鼻咽喉科診療指針』の改訂版として企画されました。初版発行からすでに8年が経過し、その間、様々な新たな疾患概念や、治療等に関しても新たなエビデンスが収集されております。また幾つかの小児耳鼻咽喉科関連疾患のガイドラインも刊行されました。そのような背景のもと、内容を一新した改訂版の刊行が求められました。日本小児耳鼻咽喉科学会の中に作成委員会が立ちあげられ、初版の内容と加えるべき内容を詳細に検討し、これらの領域のエクスパートである先生方に執筆をお願い致しました。その結果、耳鼻咽喉科医、小児科医のみならず、麻酔科医、放射線科医、言語聴覚士等、多くの領域の先生方に執筆していただきました。初版にはない新たな項目も追加し、ページ数が大幅に増えました。最新の情報を満載した、非常に充実した内容となっております。小児耳鼻咽喉科医療も、すごいスピードで進歩しているのを感じます。
本書は初版の『小児耳鼻咽喉科診療指針』の「診療指針」という文言を削除し、『小児耳鼻咽喉科』という名称で刊行することと致しました。日本小児耳鼻咽喉科学会が総力をあげて取り組んだ刊行物であり、まさに小児耳鼻咽喉科の教科書としてふさわしい出来上がりであると思います。
最後に刊行にあたり、初版から引き続き発刊にご尽力くださった金原出版の皆さま、そして企画を担当してくださった『小児耳鼻咽喉科』作成委員の皆さま、さらにご多忙のところご執筆くださいました先生方に心からお礼を申し上げます。
平成29年6月1日
日本小児耳鼻咽喉科学会理事長
飯野 ゆき子