Merkel細胞・Merkel細胞癌 この謎多き細胞たち

小野 友道 / 鈴木啓之
定 価 14,850円
(13,500円+税)
発行日 2005/10/20
ISBN 978-4-307-40039-8

B5判・178頁・図数:91枚・カラー図数:31枚

在庫状況 なし

 Merkel細胞は,長く触覚受容細胞として理解されていた。ところが近年,それ以外の機能の存在が提唱されはじめ,大いに議論が湧いており,またMerkel細胞癌は,稀ならず他の上皮性悪性腫瘍と同一病巣に併発するなど,奇妙な性格を有することが分かってきた。
 1999年に近年の研究の進歩を集大成した国際シンポジウム“Merkel cells, Merkel cell carcinoma and neurobiology of the skin”が東京で開催され, 2002年には,日本皮膚科学会総会のシンポジウムに,「メルケル細胞とメルケル細胞癌」が取り上げられた。本書は,この2回にわたるシンポジウムのスピーカーの方々を中心に,最高のメンバーに最新の研究成果,情報を盛り込んだ原稿をご執筆いただいた。
 本書は,皮膚科医,さらにMerkel細胞あるいはMerkel細胞癌に関わる領域に携わっておられるすべての方の必見の成書である。

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