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がん患者さんのための栄養治療ガイドライン 2025年版
がん治療における栄養治療の重要性をQ&A形式で丁寧に解説!
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編 集 | 日本栄養治療学会 |
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定 価 | 2,420円 (2,200円+税) |
発行日 | 2025/02/20 |
ISBN | 978-4-307-70250-8 |
B5判・144頁・カラー図数:34枚
在庫状況 | あり |
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さまざまな疾患において栄養障害が治療を受ける上で負の影響を与えることが明らかとなり、がんもその代表的な疾患のひとつです。栄養障害を改善するための栄養治療を並行して行うことで、治療効果を上げ、副作用や合併症を軽減し、生活の質を改善することもわかってきています。栄養治療の重要性が再注目されていることから、患者向けガイドラインが刊行される運びとなりました。患者さんやご家族の疑問にQ&A形式で丁寧に答えます!
【関連書籍】がん患者診療のための栄養治療ガイドライン 2024年版 総論編
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がん患者さんへのアンケート調査
栄養治療とは?
1章 がんにならないために
Q1 がんを予防するにはどうしたらよいですか?
Q2 がんのリスクになる食事は何ですか?
2章 がんになったら
Q3 なぜがんになると体重は減るのですか?
Q4 サルコペニアの合併はがん患者さんに影響しますか?
Q5 がんになったら代謝にどのような変化が起こりますか?
Q6 がんになったら食事はどんなことに気をつけたらよいですか?
Q7 食べられないときや食欲のないときはどのような対応がありますか?
Q8 効率よくエネルギーを摂る方法はありますか?
Q9 経口のサプリメントは摂ってもよいですか?
Q10 免疫力を高めるにはどのような食事や栄養がよいですか?
Q11 がん治療前に歯の治療をする必要はありますか?
Q12 がん治療によって口の中にどんなトラブルが生じますか?
Q13 がんが骨に転移しているのですが、運動してもよいですか?
3章 薬物療法が始まったら
Q14 がん治療中、体重は維持したほうがよいですか?
Q15 抗がん薬による治療が始まったらどのような食事を摂ったらよいですか? 食べていけないものはありますか?
Q16 造血幹細胞移植で食事について注意することはありますか?
Q17 抗がん薬による治療ではどのような副作用が起きますか?
Q18 味覚障害の予防と治療について教えてください。
Q19 口の中を清潔にすることで口内炎は予防できますか?
Q20 がん治療中に口内炎が起きてしまったらどのような対応が望ましいですか?
Q21 がん治療中の吐き気や嘔吐の予防と治療について教えてください。
Q22 がん治療が始まった後の食事ではどんなことを注意したらよいですか?
Q23 食べられないときはどんなことに気をつけたらよいですか?
Q24 水分の摂取や食べることが難しいときはどのような対応がありますか?
Q25 味覚障害があるときはどのような食事を摂ったらよいですか?
Q26 口内炎や食道炎があるときはどのような食事を摂ったらよいですか?
Q27 吐き気があっても食べやすいものは何ですか?
Q28 抗がん薬などによる治療中、簡単に栄養が摂れる食事や方法はありますか?
Q29 食べられないときはどんな経口栄養補助食品を選んだらよいですか?
Q30 抗がん薬による治療中に摂ったほうがよいサプリメントはありますか?
Q31 がん治療中に腸内の細菌(腸内細菌叢)を調整することは大切ですか?
Q32 ホルモン療法による体重増加を抑えるための食事について教えてください。
Q33 がん治療中のリハビリテーションや運動療法はどのように行うとよいですか?
Q34 薬物療法中で、体力が減ってきています。どのような運動がおすすめですか?
Q35 がん治療中のリハビリテーションや運動療法で、心がけて摂ったほうがよい栄養素、食品は何ですか?
4章 手術が決まったら・手術をしたら
Q36 手術前に運動はしたほうがよいですか?
Q37 手術後の食事はどうしたらよいですか?
Q38 食道がん術後の食事はどんなことに気をつければよいですか?
Q39 胃を3/4切除しました。ダンピング症候群を起こすので、食べ過ぎやエネルギーの高い食事は避けるべきですか?
Q40 胃がん術後、食べてはいけないものや食事だけでは補うことができない栄養素はありますか?
Q41 胃がん術後はいつまでどのくらい体重が減りますか?
Q42 膵頭十二指腸切除後の日常生活で注意すべきことは何ですか?
5章 がん治療後について
Q43 がん治療後、慢性的な痛みがありますが運動してもよいですか?
Q44 がん治療後の筋肉量減少、筋力低下に効果的な運動や食事はありますか?
Q45 がん治療後にどのような食生活を送れば再発を予防できますか?
6章 緩和医療において
Q46 緩和ケアやQOLの改善が中心となった患者さんの食事はどのようなものがよいですか?
索引
栄養治療とは?
1章 がんにならないために
Q1 がんを予防するにはどうしたらよいですか?
Q2 がんのリスクになる食事は何ですか?
2章 がんになったら
Q3 なぜがんになると体重は減るのですか?
Q4 サルコペニアの合併はがん患者さんに影響しますか?
Q5 がんになったら代謝にどのような変化が起こりますか?
Q6 がんになったら食事はどんなことに気をつけたらよいですか?
Q7 食べられないときや食欲のないときはどのような対応がありますか?
Q8 効率よくエネルギーを摂る方法はありますか?
Q9 経口のサプリメントは摂ってもよいですか?
Q10 免疫力を高めるにはどのような食事や栄養がよいですか?
Q11 がん治療前に歯の治療をする必要はありますか?
Q12 がん治療によって口の中にどんなトラブルが生じますか?
Q13 がんが骨に転移しているのですが、運動してもよいですか?
3章 薬物療法が始まったら
Q14 がん治療中、体重は維持したほうがよいですか?
Q15 抗がん薬による治療が始まったらどのような食事を摂ったらよいですか? 食べていけないものはありますか?
Q16 造血幹細胞移植で食事について注意することはありますか?
Q17 抗がん薬による治療ではどのような副作用が起きますか?
Q18 味覚障害の予防と治療について教えてください。
Q19 口の中を清潔にすることで口内炎は予防できますか?
Q20 がん治療中に口内炎が起きてしまったらどのような対応が望ましいですか?
Q21 がん治療中の吐き気や嘔吐の予防と治療について教えてください。
Q22 がん治療が始まった後の食事ではどんなことを注意したらよいですか?
Q23 食べられないときはどんなことに気をつけたらよいですか?
Q24 水分の摂取や食べることが難しいときはどのような対応がありますか?
Q25 味覚障害があるときはどのような食事を摂ったらよいですか?
Q26 口内炎や食道炎があるときはどのような食事を摂ったらよいですか?
Q27 吐き気があっても食べやすいものは何ですか?
Q28 抗がん薬などによる治療中、簡単に栄養が摂れる食事や方法はありますか?
Q29 食べられないときはどんな経口栄養補助食品を選んだらよいですか?
Q30 抗がん薬による治療中に摂ったほうがよいサプリメントはありますか?
Q31 がん治療中に腸内の細菌(腸内細菌叢)を調整することは大切ですか?
Q32 ホルモン療法による体重増加を抑えるための食事について教えてください。
Q33 がん治療中のリハビリテーションや運動療法はどのように行うとよいですか?
Q34 薬物療法中で、体力が減ってきています。どのような運動がおすすめですか?
Q35 がん治療中のリハビリテーションや運動療法で、心がけて摂ったほうがよい栄養素、食品は何ですか?
4章 手術が決まったら・手術をしたら
Q36 手術前に運動はしたほうがよいですか?
Q37 手術後の食事はどうしたらよいですか?
Q38 食道がん術後の食事はどんなことに気をつければよいですか?
Q39 胃を3/4切除しました。ダンピング症候群を起こすので、食べ過ぎやエネルギーの高い食事は避けるべきですか?
Q40 胃がん術後、食べてはいけないものや食事だけでは補うことができない栄養素はありますか?
Q41 胃がん術後はいつまでどのくらい体重が減りますか?
Q42 膵頭十二指腸切除後の日常生活で注意すべきことは何ですか?
5章 がん治療後について
Q43 がん治療後、慢性的な痛みがありますが運動してもよいですか?
Q44 がん治療後の筋肉量減少、筋力低下に効果的な運動や食事はありますか?
Q45 がん治療後にどのような食生活を送れば再発を予防できますか?
6章 緩和医療において
Q46 緩和ケアやQOLの改善が中心となった患者さんの食事はどのようなものがよいですか?
索引
「ペイシェントアドボカシー」とは、患者さんの視点から医療の課題を解決するために、政策や制度を改善する活動を指します。これまでは、病気や治療法の情報を患者さんに伝える役割が中心でしたが、現在では学会と患者さんが連携し、一緒に医療を作り上げる時代となりました。患者さんの声は、研究や治療へのアクセス向上など、医療のあらゆる場面で重要性を増しています。
特に栄養治療においては、科学的根拠(エビデンス)に基づいた取り組みが求められるようになっています。栄養は、患者さんの体力を支え、治療効果を高めるだけでなく、生活の質を向上させる重要な要素です。本書は、患者さんの声に耳を傾けながら、がん治療における栄養の役割をわかりやすく解説し、より良い栄養治療をともに考えるための道しるべとなることを目指しています。
本書では、がんの予防に役立つ栄養から、がん治療中の栄養治療まで幅広く取り上げています。例えば、薬物療法や手術療法といったがん治療の種類ごとに、栄養がどのように治療を支えるのかを具体的に解説しています。また、治療が難しい場合における緩和ケアにおいても、栄養治療が患者さんの生活の質を保つために果たす役割について触れています。
本書は、患者さんやご家族、そして医療者が栄養治療について理解を深め、実際の治療に役立てていただける内容を目指して作られています。がん治療において、栄養は薬や手術と同じように重要な治療の一環です。ぜひ本書を手に取っていただき、栄養治療の意義を理解し、ご自身の治療や生活にお役立てください。
2025年1月
日本栄養治療学会(JSPEN)理事長
比企 直樹
このたび、日本栄養治療学会(JSPEN)から「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン2025年版」を発刊いたしました。われわれ医療者が日々の診療の手本とする専門的なガイドライン(診療指針)と違い、本書はがん患者さんやそのご家族の方にわかりやすくお読みいただけるような栄養治療の手引き書となっております。今回、多くの方々のご尽力とご支援により、初めて本書を皆様にお届けできますことを大変嬉しく、またとても光栄に存じております。
がんの治療中、患者さんは手術や薬物療法、放射線治療などの影響で食欲不振や栄養摂取の困難が生じやすく、体重減少や栄養不良に陥ってしまうことがあります。これにより免疫力の低下や治療効果の減少、回復力の遅延などが起こる可能性があります。
がん患者さんにおける栄養治療は非常に重要です。栄養状態を良くするための適切な治療は患者さんの体力を維持し、がん治療の副作用を軽減させるだけでなく、治療効果を最大化するために役立ちます。それぞれの患者さんの状態に応じた栄養治療を行うことが、がん治療の成功と全体的な予後の改善、生活の質の向上につながります。
本書はがん患者さんやそのご家族、また一般の方々にもわかりやすく栄養治療の重要性とその詳細をお伝えするため、NPO法人キャンサーネットジャパンのご協力のもと、がんの治療中あるいは以前がんの治療を受けたことがある方々とそのご家族よりアンケートでご意見やご質問をいただき、その中から代表的なご質問に答える形でまとめられております。本書の発刊にあたり、キャンサーネットジャパンの皆様、リーダーの犬飼道雄先生はじめご執筆された先生方、そして何よりアンケートにご回答くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
現在のがん治療は患者さんを中心にして、医師、看護師だけでなく管理栄養士、薬剤師はじめ多くの医療の専門家がチームでかかわっています。本書はまさに患者さんと医療者がチームとして作り上げた栄養治療の手引きであります。本書ががん患者さんとご家族にとって大切な一冊になることを心より願っております。
2025年1月
日本栄養治療学会 Patient Advocacy委員会 顧問
竹内 裕也
特に栄養治療においては、科学的根拠(エビデンス)に基づいた取り組みが求められるようになっています。栄養は、患者さんの体力を支え、治療効果を高めるだけでなく、生活の質を向上させる重要な要素です。本書は、患者さんの声に耳を傾けながら、がん治療における栄養の役割をわかりやすく解説し、より良い栄養治療をともに考えるための道しるべとなることを目指しています。
本書では、がんの予防に役立つ栄養から、がん治療中の栄養治療まで幅広く取り上げています。例えば、薬物療法や手術療法といったがん治療の種類ごとに、栄養がどのように治療を支えるのかを具体的に解説しています。また、治療が難しい場合における緩和ケアにおいても、栄養治療が患者さんの生活の質を保つために果たす役割について触れています。
本書は、患者さんやご家族、そして医療者が栄養治療について理解を深め、実際の治療に役立てていただける内容を目指して作られています。がん治療において、栄養は薬や手術と同じように重要な治療の一環です。ぜひ本書を手に取っていただき、栄養治療の意義を理解し、ご自身の治療や生活にお役立てください。
2025年1月
日本栄養治療学会(JSPEN)理事長
比企 直樹
このたび、日本栄養治療学会(JSPEN)から「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン2025年版」を発刊いたしました。われわれ医療者が日々の診療の手本とする専門的なガイドライン(診療指針)と違い、本書はがん患者さんやそのご家族の方にわかりやすくお読みいただけるような栄養治療の手引き書となっております。今回、多くの方々のご尽力とご支援により、初めて本書を皆様にお届けできますことを大変嬉しく、またとても光栄に存じております。
がんの治療中、患者さんは手術や薬物療法、放射線治療などの影響で食欲不振や栄養摂取の困難が生じやすく、体重減少や栄養不良に陥ってしまうことがあります。これにより免疫力の低下や治療効果の減少、回復力の遅延などが起こる可能性があります。
がん患者さんにおける栄養治療は非常に重要です。栄養状態を良くするための適切な治療は患者さんの体力を維持し、がん治療の副作用を軽減させるだけでなく、治療効果を最大化するために役立ちます。それぞれの患者さんの状態に応じた栄養治療を行うことが、がん治療の成功と全体的な予後の改善、生活の質の向上につながります。
本書はがん患者さんやそのご家族、また一般の方々にもわかりやすく栄養治療の重要性とその詳細をお伝えするため、NPO法人キャンサーネットジャパンのご協力のもと、がんの治療中あるいは以前がんの治療を受けたことがある方々とそのご家族よりアンケートでご意見やご質問をいただき、その中から代表的なご質問に答える形でまとめられております。本書の発刊にあたり、キャンサーネットジャパンの皆様、リーダーの犬飼道雄先生はじめご執筆された先生方、そして何よりアンケートにご回答くださったすべての皆様に心より感謝申し上げます。
現在のがん治療は患者さんを中心にして、医師、看護師だけでなく管理栄養士、薬剤師はじめ多くの医療の専門家がチームでかかわっています。本書はまさに患者さんと医療者がチームとして作り上げた栄養治療の手引きであります。本書ががん患者さんとご家族にとって大切な一冊になることを心より願っております。
2025年1月
日本栄養治療学会 Patient Advocacy委員会 顧問
竹内 裕也
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