図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
<総論>
I 婦人科における抗悪性腫瘍薬の種類と特徴
1 プラチナ製剤:シスプラチン、カルボプラチン、ネダプラチン
黒田 高史
2 タキサン製剤:パクリタキセル、ドセタキセル
村上 幸祐
3 アルキル化薬:シクロホスファミド、イホスファミド
濱西 潤三
4 トポイソメラーゼ阻害薬:イリノテカン、トポテカン、エトポシド
三田村 卓
5 ピリミジン代謝拮抗薬:ゲムシタビン、フルオロウラシル
山ノ井 康二
6 葉酸代謝拮抗薬:メソトレキサート
鈴木 史朗
7 抗悪性腫瘍抗生物質
a.アントラサイクリン系抗生物質:ドキソルビシン、リポソーム化ドキソルビシン、アムルビシン
山口 建
b.トラベクテジン
渋谷 祐介
c.ブレオマイシン、アクチノマイシンD、マイトマイシンC
高矢 寿光
8 ホルモン製剤:メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
坂井 健良
9 血管新生阻害薬、マルチキナーゼ阻害薬:ベバシズマブ、パゾパニブ、レンバチニブ
馬淵 誠士
10 PARP阻害薬:オラパリブ、ニラパリブ、rucaparib、veliparib
吉原 弘祐
11 免疫チェックポイント阻害薬:ペムブロリズマブ、アテゾリズマブ、ニボルマブ、イピリムバム
中山 健太郎
II 婦人科腫瘍の薬物療法のために知っておくべき遺伝子検査
1 婦人科がん診療における包括的ゲノムプロファイリングの実際
鍔本 浩志
2 相同組換え修復欠損(HRD)のための検査
織田 克利
3 DNAミスマッチ修復機能低下(dMMR)のための検査
佐藤 翔
4 Liquid biopsyの現状と展望
岩橋 尚幸
III 抗悪性腫瘍薬使用時の副作用に対する対策
1 骨髄抑制、発熱性好中球減少症
進 伸幸
2 悪心・嘔吐
安部 正和
3 下痢と便秘
酒井 瞳
4 末梢神経障害
小柳 円花
5 皮膚・粘膜障害(手足症候群、口内炎)
戸澤 晃子
6 過敏性反応
森田 充紀
7 臓器障害:腎機能障害、出血性膀胱炎、肝機能障害、心機能障害、肺障害(間質性肺炎)
武田 真幸
8 VEGF阻害薬による高血圧、血栓塞栓症、蛋白尿、消化管穿孔
小宮山 慎一
9 免疫関連有害事象(irAE)
林 秀敏
10 抗悪性腫瘍薬の卵巣毒性と卵巣機能温存のための方策
木村 文則
IV 臨床試験および薬事承認を理解するために必要な基礎知識
1 抗腫瘍薬が保険承認されるための仕組み
馬場 長
2 婦人科がん薬物療法の臨床試験を理解するために知っておくべき定義
西尾 真
3 臨床試験結果を正しく理解するための統計学の基礎知識
新谷 歩
<各論>
I 卵巣悪性腫瘍
1 上皮性卵巣癌
a.初回薬物療法
中井 英勝
b.術前化学療法
田畑 務
c.IP/HIPEC
津吉 秀昭
d.プラチナ感受性再発
伊藤 公彦
e.プラチナ不応性、プラチナ抵抗性再発、late lineでの化学療法
長尾 昌二
2 胚細胞腫瘍
玉内 学志
3 性索間質性腫瘍
安彦 郁
II 子宮頸部悪性腫瘍
1 補助化学療法(手術・放射線治療)
的田 眞紀
2 転移・再発
武隈 宗孝
III 子宮体部悪性腫瘍
1 子宮体癌
野村 弘行
2 子宮体癌の妊孕性温存療法
竹原 和宏
3 子宮肉腫
高野 忠夫
4 絨毛性疾患
西野 公博
IV 臓器横断的な考え方を要する婦人科悪性腫瘍
1 神経内分泌腫瘍
石川 光也
2 悪性黒色腫
矢野 光剛